NEDO懸賞金活用型プログラム

脳由来信号を
活用した新システムの開発

NEDO Challenge,
Exploring Neurotech
New Markets

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事業趣旨

背景

日本では、非侵襲での脳由来信号活用はヘルスケアやエンタメなど多様な分野への展開が期待される一方、その市場規模は現時点では限定的です。
そのため、本事業では、単なる委託・補助とは異なり、新産業の創出に向けて開発・実証したソリューションやその実証成果を募り、成果に応じた懸賞金を授与します。

In Japan, while the non-invasive utilization of brain-derived signals is expected to expand into a wide range of fields such as healthcare and entertainment, the current market size remains limited. Therefore, unlike conventional commissioned or subsidized projects, this initiative will solicit solutions developed and demonstrated for the creation of new industries, as well as their demonstration results, and award prizes commensurate with those achievements.

目的

本事業は、非侵襲の脳由来信号を活用した新市場創出およびそのためのコミュニティの形成を目的とし、多様な解決策を広く募るため懸賞広告を実施いたします。コンテスト形式で研究開発成果を競い、優れた提案には懸賞金を交付することで、社会への普及、民間投資や社会実装への発展を促進することを目指します。

This program aims to create new markets through the utilization of non-invasive brain-derived signals and to foster a community to support this objective.
To widely solicit diverse solutions, we will conduct a prize competition.
In a contest format, research and development outcome will be evaluated competitively, and monetary prizes will be awarded to outstanding proposals, with the goal of promoting societal dissemination, encouraging private investment, and advancing practical implementation.

NEDO チャレンジとは

イノベーションを社会課題の解決に活用し、その恩恵を国民や社会に還元するためには、先端技術の社会実装を促進する新たな仕組みが重要です。経済産業省及びNEDOは、研究開発の成果に報酬を支払う「懸賞金型事業」の本格実施を進め、技術課題や社会課題の解決に資する多様なシーズ・解決策を募集する「NEDO Challengeプログラム」を推進しています。
本プログラムは、関係するステークホルダーをはじめ、社会に広く周知する機会を設けることで、コミュニティ形成や共同研究の推進につなげます。これにより、民間投資の促進や社会実装への発展が期待されます。

ニューロテックとは

ニューロテックは、ニューロ(神経)とTechnology(技術)を掛け合わせた造語です。脳や神経系に関わる科学と先端技術を融合させることで、人間の神経活動を可視化・解析し、人間の健康、生活の質の向上を支援することを目指す広範なイノベーション分野であり、ヘルスケア・マーケティング・教育・人材育成・製造業・サービス業など、多様な分野に応用する技術・ビジネス領域を指します。

Overview

募集概要

懸賞課題の概要は以下の通りです。本チャレンジは予選審査・本選審査・プレゼン審査を実施します。詳細については懸賞広告をご覧ください。

懸賞課題

懸賞課題テーマ

01

脳由来信号を活用した
パフォーマンス最適化ソリューション開発

パフォーマンス最適化ソリューション開発のイメージ
課題背景
仕事や余暇等の人の日常生活の充実に寄与する、脳由来信号を活用した画期的なソリューションの開発は十分に進んでいないのが現状です。個人や組織の目標達成、創造性の発揮といった生活の充実に向けては、脳の理解に基づき、さまざまな場面でパフォーマンスを最適化するためのソリューションが求められています。
課題内容
脳由来信号を活用した、社会における多様な活動場面における、個人及びチームのパフォーマンスを最適化する技術の開発
期待される効果
  • ゼロだったものをプラスにする(付加価値の向上)
  • マイナスだったものをゼロにする(コスト削減)
キーワード
自己実現支援、パフォーマンス向上、心身の疲労低減、スキル発揮支援、モチベーション維持、余暇や自由時間の質向上等

懸賞課題テーマ

02

脳由来信号を活用した
コミュニケーション革新ソリューション開発

コミュニケーション革新ソリューション開発のイメージ
課題背景
言語・文化の違いや発話困難など、意思や状態が伝わりにくい場面が依然存在する中、ロボットやAIとの協働も拡大しており、新たなコミュニケーション手段が求められています。脳由来信号による内的状態の補足を通じて、多様な相手と円滑に意思疎通できる「新しいコミュニケーション環境」を実現するソリューションが期待されています。
課題内容
脳由来信号を活用した、多様なコミュニケーション環境における、相互理解を最適化する新しい表現及び支援技術の開発
期待される効果
  • 既存のコミュニケーションの質の改善
  • 新たなコミュニケーション手段の構築
キーワード
相互理解、非言語、異言語・異文化、遠隔、共感、つながり強化、人とロボット、人とAI、孤立防止等

懸賞金

各テーマに総合優秀賞、審査員特別賞を設け、懸賞金を設定しました。賞金総額は1億3,000万円程度です。

総合優秀賞

1

各テーマ1団体

3,500万円

2

各テーマ1団体

1,500万円

3

各テーマ1団体

1,000万円

各テーマ特別賞あり

Schedule

スケジュール

応募開始から表彰までの事業スケジュール図
Event

イベント実施予定

応募期間(2026/2/27~2026/6/30)内に開催されるコミュニティイベントでは、共同でコンテストに応募する相手とのマッチングの場としてもご活用いただけます。

  1. 第1回

    2026年3月23日(月)

    参加者の方々が保有するアセット(技術・製品・人材・市場アクセス等)を発表し、それをきっかけに興味や協業意向のある参加者同士が車座形式で自由に会話・マッチングするイベントを実施いたします。

    【Morning Pitch】DeepTechコミュニティ テーマ:脳×テクノロジー( Neurotech ) | Peatix

  2. 第2回

    2026年4月23日(木)

    第二回は、事業化検証を起点としたマッチングの成就及びプロジェクトの組成に焦点をあて、以下の内容で予定をしています。
    ・懸賞金活用型プログラムへの応募も見据えたブレイン・ニューロテック技術者の3分間プレゼンテーション
    ・プレゼンテーション登壇者とオーディエンスが具体で質疑応答・意見交換をするパワーマッチングセッション
    【NEDO×Morning Pitch】第二回DeepTechコミュニティイベント | Peatix

  3. 第3回

    2026年10月22日(木)

    第三回は、Deeptech領域技術の研究成果を事業へつなげるための勉強会を、以下の内容で予定しております。

    ・セッション1:研究成果を事業に変えるファイナンス戦略

    ・セッション2:ブレイン・ニューロテック領域のグローバル動向

    【NEDO×Morning Pitch】第三回Deeptechコミュニティイベント 事業化戦略セミナー | Peatix

  4. 第4回

    計画中
Application Guidelines

応募方法

応募対象

原則、日本国に籍を有する者(法人、大学・研究機関等、個人)が応募することとし、当該応募者が日本国内に本申請に係る主たる技術開発のための拠点を有していることを要件とします。ただし、国外の籍を有する者(企業、大学、研究機関を含む。)の特別な研究開発能力、研究施設等の活用又は国際標準獲得の観点から国外企業等との連携が必要な場合は、国内企業等との連携により応募することができることとします。国外企業等とのグループにより応募する場合は、我が国に籍を有する者を責任者として設置することを必須とします。

応募の流れ

  1. 応募書類をダウンロード
  2. 応募書類の作成
  3. Web応募フォームで提出
  4. 応募受付メールを受領

応募受付期間

2026年2月27日~2026年6月30日 正午

応募は締め切りました。

応募書類

個別資料については以下からダウンロード可能です

応募フォーム

外部受託可能IRBリスト
被検者募集業者リスト

※ 条件を満たすIRBもしくは被験者派遣業者が本リストへの掲載を希望される場合、リストへ追加しますので事務局へご連絡ください。

倫理審査対応について

倫理審査とは、人を対象とする研究・実証において、被験者の安全性、権利、プライバシー、同意取得の適切性などが確保されているかを、倫理審査委員会等が事前に確認する手続です。本公募ではルールブックに記載の通り、予選を通過し本選に進む応募者がアプリケーション開発および人を対象とした検証を行う場合、必要な倫理審査対応を行うことを求めています。特に、本公募で募集する2テーマは、脳由来信号を用いた人への介入を伴うソリューション開発を対象としており、検証の実施にあたっては倫理審査が求められる可能性が高い領域となります。

個人情報の保護方針

  1. 1.提出書類により事務局が取得した個人情報については、以下の目的以外に利用することはありません(ただし、法令等により提供を求められた場合を除く)。

    • ➢成果の審査・選考・事業管理
    • ➢コンテスト後の事務連絡、資料送付等
    • ➢申請情報を統計的に集計・分析し、申請者を識別・特定できない形態に加工した統計データ作成
  2. 2.提出書類については、「行政機関の保有する情報の公開に関する法律」(平成11年5月14日法律第42号)に基づき、不開示情報(個人情報及び法人等又は個人の権利、競争上の地位その他正当な利益を害するおそれがあるもの等)を除いて、情報公開の対象となります。なお、開示請求があった場合は、不開示とする情報の範囲についてNEDOとの調整を経て決定することとします。応募者は、本懸賞広告の記載内容の全てを承諾したものとみなします。
    詳細は懸賞広告をご参照ください。

Community

コミュニティ

脳由来信号における更なる事業化実現に向けて、ノウハウと技術を共有し、新たなビジネスが生まれる循環型「社会実装コミュニティ」を形成します。「勉強会・情報共有・ワークショップ・希望者によるピッチ・必要に応じたマッチングなど」を行い、ここに来れば脳由来信号の技術理解や参加者同士の交流ができる場といたしまします。
本コミュニティは、懸賞広告応募者に限らず、幅広い関係者・参加希望者を対象とします。脳由来信号に既に興味がある方も、興味はあるが具体的に何をしたら良いか分からない方も大歓迎です。個人での参加もお待ちしておりますので、お気軽にご応募くださいませ。
なお、本コミュニティはコンテスト終了以降も継続していきます。
※主な参加予定者:事業会社(新規事業・R&D)、研究者、スタートアップ、VC 等

社会実装コミュニティの図解

コミュニティの詳細につきましては、こちらをご覧ください

コミュニティに参加する

※ 参加には申請が必要です。

Movie

応募説明会

説明会概要

■日時:
■場所:
オンライン
■アジェンダ:
(1)開会・趣旨説明
(2)主催者挨拶
(3)懸賞金活用型プログラム説明
(4)懸賞広告内容説明
(5)審査委員長挨拶
Awards Ceremony

表彰式

2027年2月に情報公開予定

Judges

審査員紹介

敬称略・五十音順

  • VIE株式会社 執行役員 / 株式会社NTTデータ経営研究所 ディレクター

    茨木 拓也

    Ibaraki Takuya

    茨木 拓也

    VIE株式会社 執行役員 / 株式会社NTTデータ経営研究所 ディレクター

    Ibaraki Takuya

  • 京都大学 情報学研究科 教授 / ATR脳情報研究所 客員室長(ATRフェロー)

    神谷 之康

    Kamitani Yukiyasu

    神谷 之康

    京都大学 情報学研究科 教授 / ATR脳情報研究所 客員室長(ATRフェロー)

    Kamitani Yukiyasu

  • 株式会社SandBox 共同経営者CRO / Neuroad Inc. 研究チーム日本側責任者

    小山 雄太郎

    Koyama Yutaro

    小山 雄太郎

    株式会社SandBox 共同経営者CRO / Neuroad Inc. 研究チーム日本側責任者

    Koyama Yutaro

  • 広島大学 大学院先進理工系科学研究科 准教授 / 株式会社Neuractice 代表取締役

    武見 充晃

    Takemi Mitsuaki

    武見 充晃

    広島大学 大学院先進理工系科学研究科 准教授 / 株式会社Neuractice 代表取締役

    Takemi Mitsuaki

  • ON&BOARD株式会社Tech Executive

    竹内 悠貴

    Takeuchi Yuki

    竹内 悠貴

    ON&BOARD株式会社Tech Executive

    Takeuchi Yuki

  • NTTコミュニケーション科学基礎研究所 研究主任

    南 宇人

    Minami Sorato

    南 宇人

    NTTコミュニケーション科学基礎研究所 研究主任

    Minami Sorato

  • 東京科学大学 情報理工学院 教授 /ATR脳情報解析研究所

    吉村 奈津江

    Yoshimura Natsue

    吉村 奈津江

    東京科学大学 情報理工学院 教授 /ATR脳情報解析研究所

    Yoshimura Natsue

Q & A

よくあるご質問

Results

審査結果 予選結果

予選審査結果

今回、【テーマ①】45件、【テーマ②】26件のうちから、計19団体の予選通過者を決定しました。

テーマ①

脳由来信号を活用したパフォーマンス最適化ソリューション開発

テーマ1の予選通過者、グループ名、提案タイトル
グループ名 タイトル
AI-see-eye 人の知能の進化に向けた思考基盤システム 「AI-see-eye」の開発
Enhanced Sleepプロジェクト Brain Washer(脳の洗濯機)― 睡眠中の脳回復を最適化し心身向上を加速する非侵襲ニューロモジュレーション ―
Ruten 脳情報で嚥下を制御する—EEGベース嚥下BMIニューロフィードバックによる新リハビリ市場の創出
Solvvy&国立精神・神経医療研究センター(NCNP) 慢性症状(疼痛・疲労)向け脳波コンディショニング・診療支援サービス
(株)SandBox, ロート製薬(株), (医療社団)真愛会, and (株)FastNeura 日本の神経科学の基礎研究を、輸出産業として確立する ~新しいビジネスモデル(ソリューション)の提案~
株式会社Xiberlinc 公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ) 東京フットボールクラブ株式会社(FC東京) 高次認知機能の脳波フィードバックによる 評価・観察・改善とサッカーパフォーマンスの最適化 -U21サッカー選手を対象としたPoCによる スポーツニューロテック新市場の創出
川崎医科大学 Team-NIRS-NFB VR-ニューロフィードバックを用いた“座ったまま”転倒予防システムの開発
東和薬品 xVIEx 三井住友海上火災保険 個別化Gamma刺激音楽による労働寿命延伸プロジェクト
ブレインリカバリー 脳活動に基づく利き手交換トレーニング最適化システム
琉球大学医学部先端医学研究センター ブレイン・ヘルスケア学講座 Ωメトリクスを用いた個人脳プロファイルによるパフォーマンス最適化ソリューションの開発 -イノベーション人材育成と組織パフォーマンス向上プラットフォームの開発-

* 50音順、グループ名は応募者より提出いただいた名称にて公開

テーマ②

脳由来信号を活用したコミュニケーション革新ソリューション開発

テーマ2の予選通過者、グループ名、提案タイトル
グループ名 タイトル
AIST AI-BioSignal Resonance Lab EEG×音声統合による 状態タグ付き対話適応AI
Mesotron 発語のない自閉症患者による脳由来信号を用いた意思疎通
NeU Challenger R&T fNIRS応用による認知負荷適応型AI・ロボットとのコミュニケーション基盤の開発
Neuro Collective Intelligence Project 脳由来信号を活用した 共創コミュニケーション支援AI
NICT CiNet 数理脳グループ 脳の「ひらめき」を補う対話支援
URESHINO 脳由来信号を活用した重症心身障害児者向け感情推定コミュニケーション支援システムの開発
Vox Japan株式会社 brain2mouth — 文脈予測 × 脳確認 × 本人の口と声で発話する 能動推論型 非侵襲BCI
(株)SandBox, (株)島津製作所, (医療社団)真愛会, and (株)FastNeura 人間-AIのコミュニケーション革新と、それを支える計測器産業の国産化
クリニカルニューロコミュニケーター(cNC)開発チーム 重度脳機能障害患者とのコミュニケーションを再建する臨床用脳波BMIの開発

* 50音順、グループ名は応募者より提出いただいた名称にて公開

本コンテストにおける対象生体信号の範囲及び審査上の基本的考え方

本コンテストでは、「脳由来信号」の範囲を、いわゆる脳波等に限らず、脳の状態を推定・考慮するために用いられる生体情報を広く対象としています。また、当該生体情報に基づき、利用者への刺激や情報提示、環境変化等を通じて脳の状態に働きかける提案についても、対象となり得るものとして取り扱いました。

予選通過者の公表にあたり、応募・審査の前提となる本コンテストにおける対象範囲及び基本的な考え方について、あらためて以下の通りお示しします。

これは、日本発のニューロテック産業の“芽”の発見や、将来的な国際競争力につながる基盤の育成に向けて、多様な主体の参画のもと、新たなユースケースや価値領域を幅広く探索するという本コンテストの趣旨を踏まえたものです。

※本対象範囲は、本コンテストの運営及び審査上の観点から定めるものであり、学術的な定義を示すものではありません。

懸賞金交付等審査委員会では、ブレイン・ニューロテック領域の健全な発展に資するよう、産業育成の促進と科学的妥当性への配慮の両立を重視しながら、本コンテストの運営・審査を行ってまいります。